シルクロードの交易の街・サマルカンドのイメージに憧れて行ってきました。航空券とホテル、ホテルへの送迎のみ日本から予約して。
お金事情
首都タシケントへの直行便で降り立つと、可愛らしい空港。入国だというのに、なんと両替所がない。そのまま迎えの車でホテルに向かうと、ドライバーが車中で両替を持ち掛ける。銀行やホテルのレートは悪い云々、とりあえず現地通貨スムは文無しなので、100ドルを替えてもらうと札束を3つ渡される。
ホテルでは部屋まで荷物を運んでくれたポーターも両替を持ち掛けてくる。どうなってるのか??? 米50ドル2枚が1センチくらいの札束3つになり、途方にくれる。お札を数え、電卓をたたいて、1ドル5500スム、100円くらいとメモをする。
タクシーは100円(遠くなければ)、水が1L30円(場所によってかなり違う、1L30円から80円まであった)
闇の両替商は15センチくらいの厚さのお札をもって客引きをしている。
観光地の入場料で○○万スムとか言われるとこちらはたちまち混乱、1万円??よく考えると、400円くらいだったりして・・・。
タクシー事情
道路に出て車の来る方を見ている人がたくさんいるが、これがタクシーを探しているのだとわかる。TAXIの看板のある黄色いオフィシャルなタクシーでも白タクでも、車が止まれば行先と料金を確認する。交渉不成立も結構ある。
人気の観光地レギスタン広場では2倍吹っ掛けられたがこちらも譲らず、そうこうしているうちに黄色のタクシーが停まる。そのドライバーにホテルカードを見せるが英語表記のみなので、なかなかわからないでいると、2倍ふっかけたドライバーがやってきて説明してやっている、共存共栄なのかしら、良く分からないがもちろん安い方に乗った。
食事事情
サマルカンドといえばサマルカンドナン。レストランに入ると何も注文しないうちにナンとポットのお茶が出てくる。街角でもバザールでもナンを売っている。サマルカンドの人には欠かせないもののようだ。
ウズベキスタンの代表的な料理ブロフ。
チャーハンのようなものだが、一抱えもあるような大きな鍋で作る。黄色いニンジンと羊肉がのっている。
ラグマン用の黄色いニンジンの5ミリくらいの千切りは、バザールでカットして売っていた。
こちらも代表的な麵料理ラグマンとマントゥ。
マントゥは大きな水餃子のような感じで美味しい。ラグマンはスープタイプと焼きそばタイプがあり、奥のはトマトスープのラグマン。
こちらは焼きそばタイプのラグマン。玉子の白身を焼いたものがのっているが、黄身はいずこ。
バザール事情
バザールは見るだけでも楽しい。買いたいけど日本にもって帰れないものが多くて心残り。ナッツはあれこれ試食したり値切ったりしてお買い物。ブハラとタシケントのバザールは規模も大きく、品物も良かった。サマルカンドはいけません。
お酒事情
ウズベキスタンはイスラムの国だが、それほど厳しくはないらしい。しかしスーパーではアルコールは売っていない。ホテルで聞いてみるとビールならあるという。15分くらいで部屋に届けるというのだ。あとでわかったが、内緒でタクシードライバーに買ってきてもらったそうだ。
ビールが1リットルのペットボトル入り。バザールでトマトとサクランボを買い、スーパーでチーズとお惣菜を買ってきてホテルで乾杯!
その後ワインを買ったが、レストランに持ち込んで飲んでも全く問題なかった。レストランでコルクを抜いてくれたし。
みんな友好的
「一緒に写真を撮って」とよく声をかけられる。少年からおばあさんまで。
サマルカンド郷土史博物館は、展示室は鍵がかかっていて、お客さんがくるときに鍵を開けてっ電気をつける。係りの女性が私たちが見終わるまでそこにいるのだが、あきらかに仕事やりたくない、早く終わってというオーラをだしている。
私たちが見終わると電気を消して鍵をかけ、庭の木陰でお茶を飲むときはニコニコ顔。そりゃ外でおしゃべりしながらお茶飲んでいる方が楽しいに決まってますね。
私たちにもお茶をごちそうしてくれました。