ベネルクスの旅

ブリュッセル・グランプラスの夜景
ブリュッセル・グランプラスの夜景

 

ベネルクスの旅に誘っていただき、12日間楽しんできました。ベルギーのユーレイルパスを使い、自分たちでスーツケースを運ぶのに悪戦苦闘しながらも、好きな場所に行けて良い旅でした。といっても他の方がしっかり準備と予約をしてくださったので、私はくっついて行くだけ(~_~;) それでもいくつかのアンティークマーケットを覗いたりして、充実でした。

 

 

 

6月9日

一日現地のツアーをお願いして、ワロン地方の古城めぐり。モダーヴ城には日本からのドラも展示されていました。

 

 

 

6月10日はルクセンブルグ。ところがお祭りとかでショップはほとんど休業。ショーウインドウを眺めて諦めます。

 

こんな看板も。

6月11日

ブリュッセルに戻って、美術館三昧の日。チョコレート三昧でもありました。

 

3つの美術館のある王立美術館。ルーベンスやブリューゲルの作品のある古典美術館、アールヌーボーの世紀末美術館、現代のマグリット美術館だが、古典美術館は英語表記がなく(他の2館は英語表示もあり)、展示もどこにあるのか良く分からず(ルーベンスの部屋は分かりました)案外見づらかった。私はマグリットがまとまっていて良かった。もともと古典の作品より興味があったし。

 

美術館は10時開館だったので、その前にニューマルクト広場の蚤の市をのぞきました。ここは毎日開かれているマーケット。ガラクタ風のものから洋食器などはなかなか良さげなものも多く、アフリカの物なども。

 

友人にも強力に押されて購入したグラスのセット。古い物ではなさそうですが、グラスの入っているカゴが面白い。12ユーロというのも格安だと思いましたが、値切ったら10ユーロに。無事日本に連れて帰りました。安くて1万円だったよ、と言っても通じそうな(^^)

 

 

6月12日

トラムでゲントへ。雨の一日でした。神秘の仔羊のある聖バーフ大聖堂。聖堂への入場は無料だが、祭壇画は別の部屋にあって有料。思ったより小さな祭壇画でした。祭壇画というと見上げるような大きさを想像していたので。各国語のガイドが無料で聞けます。

 

その後ブルージュへ移動。

 

 

 

ベルギーはビールの国。レストランのメニューも1ページいっぱいに各種のビールが並んでいます。

 

それぞれのビールにはそれぞれのグラスがあるそうで、ワイングラスのようなもの(それも口が開いたもの、つぼまったものなど)や、下に丸い部分がついている不思議な形のものなど様々でした。

写真はその組み合わせの展示。

 

 

 

6月13日

ブルージュ観光。メムリンクのある聖ヨハネ病院、聖血礼拝堂、聖母教会など。運河クルーズも。クルーズ船の乗り場近くのレースのお店の美しいショーウインドウ。

ベルギーといえばムール貝を夕食に。

 

 

6月14日

列車でアントワープへ。駅で大型スーツケースの入るコインロッカーに荷物を預け、市内観光へ。フランダースの犬でおなじみのルーベンスの4枚の絵のある聖母大聖堂へ。

その後列車でベルギーを後にして、ロッテルダムからタクシーで風車のみられるキンデルダイクを回ってデルフトへ。デルフトのホテルはフェルメールのお父さんの生まれた家だったそうだ。

 

 

6月15日

ロイヤルデルフトへ。デルフト焼きの歴史や制作の様子などが見られる。しかしデルフト焼きのまあ高いこと。ちょっと安いといかにもお土産風、ということで買えるものはありませんでした。その後ハーグのマウリッツハイス美術館へ。

 

週末のせいか、ホテル近くでは花やチーズの市場があり、私はそちらの方が関心がありました(~_~;)。

 

その後アムステルダムへ。アムステルダム中央駅は東京駅とおなじような立派な建物だそうだが、車掌さんに聞いて降りたところはアムステルダムSloterdijk駅だが、どうも様子が違う。ひとつ手前の駅だったようだ。アムステルダムなんとかがいくつかあったらしい。

タクシーでホテルへ。オランダはキャッシュレスがすすんでいるという話でしたが、タクシーはすべて現金のみでした。

 

 

アムステルダムは自転車と運河の町。自転車は専用道路もあります。道路を渡ろうとすると車は止まってくれますが、自転車は止まってくれません。「エクスキューズミー」と声をかけられ、道をあけるように促される気がします。車より自転車が怖い。

 

6月16日

朝、マルクト広場の蚤の市へ。ここはツアーの観光客も何組か来ていて、売っているものもお土産っぽいものが多い。

しかしアンネの家近くのアンティークセンターにはかなり良いものを扱うお店がたくさんあり、目の保養に。ホテルの近くにはアンティークのお店が並んでいるところもあったようだが、予習不足で行けませんでした。アムステルダムはアンティークも充実しているようです。

 

ゴッホ美術館へ行ったが完全予約制で、翌日の午後のチケットしか買えませんでした。ついでに翌日の国立美術館のチケットも買っておきました。

 

 

6月17日

午前中はプロテスタントの国オランダで、カソリックを信仰した人たちのための屋根裏部屋の教会へ。18世紀の住まいの様子もそのまま残っており、3階4階が教会となっています。正面の絵がキリストの洗礼だったのも珍しいように思いました。

たくさん教会を訪れましたが、いずれも振興の力というものを考えさせられます。

 

古い家なのに、入口は新しくトイレもカラフル、カフェもおしゃれでした。

 

 

午後からは昨日行けなかったゴッホ美術館と国立美術館へ。国立美術館は子供たちの校外学習のグループがいくつも来ていました。ベルギーの美術館より展示が分かりやすく見やすかった。膨大な図書をもつ図書室もあり、研究する人たちに開放されているようでした。

 

 

18日

帰国。

 

ベルギーとオランダはとなりあった小さな国と思っていましたが、大変違った感じを受けました。人種も言葉も宗教もきっと考え方も違うのではないかと思います。ベルギーは独自の言葉ももたず(フランス語かオランダ語)、オランダは世界に乗り出した海洋国家でした。ベルギーはカソリックでオランダはプロテスタント、宗教の違いは戦争と結びついています。

 

現代の鉄道にしても、ベルギーは乗る時だけチェック、アムステルダムでは東京のように、乗るときも下りるときも自動改札機を通す、きっちりしたドイツ的なものも感じました。

 

私たちにとっては、ベルギーはビールとチョコレート、オランダはチューリップとチーズですね。